大阪吹田 脳を育てる運動療育 送迎ありの放課後等デイサービス_こどもプラス大阪
2022-08-01

発達障がいのこどもは普通学級に入れるのがベスト!?将来を左右する小学校の進級先選び③

発達障がいのこどもたちが通う学級や学校にはそれぞれ特徴があります。とくに、普通学級や特別支援学級でどちらに通わせようか迷っている親御さんは少なくないのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、普通学級と特別支援学級の2つに焦点を絞って、それぞれの違いや選ぶときのポイントについて一緒に考えていきましょう。

特別支援学級は障がいのあるこどもたちが通うクラス

特別支援学級は「支援学級」と呼ばれることもある少人数制のクラスです。小学校や中学校に設置される学級で、知的障がいや身体障がい、発達障がいなど、何らかの障がいがある、グレーゾーンの疑いがあるこどもたちのためにあります。

2.特別支援学級

小学校、中学校等において以下に示す障害のある児童生徒に対し、障害による学習上又は生活上の困難を克服するために設置される学級。
【対象障害種】
知的障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者、弱視者、難聴者、言語障害者、自閉症者・情緒障害者

2.特別支援教育の現状:文部科学省

障がいを抱えるこどもたちは、普通学級に入ると学習についていけない、先生の指示がうまく理解できない、クラスメイトとコミュニケーションが図れない、といった壁につまづくことが多く見られます。普通学級のペースに追いつけないばかりか、集団生活や大人数のお友だちに囲まれて自分のペースや個性をうまく発揮できないままコンプレックスを感じてしまうケースが少なくありません。その結果、学習がうまく進まない、クラスメイトとトラブルが起きる、学校そのものに行くのを嫌がる、といった問題が発生しがちです。せっかく学校に通い始めても、普通学級に入ったせいでかえってこどもの心を傷つけて不登校になる可能性もあります。

特別支援学級は、普通学級とはちがって、発達障がいを含めたさまざまな障がいを抱えるこどもたちが、一人ひとりの障がいの種類や度合い、個性やペースに合わせて先生から手厚いフォローを受けながら学校生活を送る学級なのです。

普通学級と特別支援学級の大きな3つのちがい

普通学級と特別支援学級では、学習面、コミュニケーション面、集団行動面の3つの要素で大きなちがいがあります。それぞれ具体的に見ていきましょう。

1.学習環境がちがう

普通学級は一斉授業が中心です。30名から35名前後のこどもたちが一日の大半を同じ教室で過ごして、授業中はみんなで行動を共にします。学校で過ごす時間は、時間割も休憩時間もクラス単位で流れていくのポイントです。

一方で、特別支援学級は、10名前後の少人数制で普通学級より一人ひとりに目が届きやすく、よりこどもに合った支援を受けられます。クラス単位よりこども単位のペースに沿って学校生活を過ごすのが特徴です。そのため、同じ授業時間でもお子さんによって学習している内容はちがいます

普通学級とのもうひとつの大きなちがいは、3年生を過ぎても「生活」という特別支援学級のための科目があることです。地域や学校によっては「あそび」「自立」という科目名の場合もありますが、障がいのあるこどもたちに合わせた生活習慣やソーシャルスキルを学ぶ授業が設けられているのが大きな特徴といえます。

2.コミュニケーションでのフォローがちがう

毎日、同じクラスで過ごしていると、お友だちとコミュニケーションでトラブルが起きることはよくあります。

普通学級の場合は、授業中をはじめ休憩中や掃除中、休み時間の会話などをきっかけにトラブルが発生します。普通学級では担任の先生がいつも教室にいるわけではありません。そのため、大人の目の届かないところでクラスメイト同士のトラブルが起こりやすく、事が大きくなってからケースバイケースで先生がフォローしていくことになります。

一方で、特別支援学級では、多くの時間をこどもたちは先生と過ごします。クラスメイト同士の会話や行動がきっかけになるのはもちろんのこと、授業や行事にうまくついていけない、やりたいことをやれない、遊びたいのに静かにしないといけない、など普通学級のトラブルとは異なるタイプの問題も多く見られます。

先生は、こどもたちのトラブルを発見すると、適切に対応してくれるので、普通学級に比べて問題が複雑になりづらい場合が大半です。

また、普通学級のこどもたちは「特別支援学級のこどもたちだから、気づかってあげよう」というやさしい気持ちで接する場合が多いため、定型発達のこどもと発達障がいのあるこども同士で大きなトラブルになることはあまりないといわれています。

3.集団行動がちがう

普通学級では、学校生活を集団行動で過ごします。登校から下校まで、ほぼ同じクラスや教室で過ごすのをはじめ、授業時間や休憩時間も班行動やグループ作業などが中心です。

一方で、特別支援学級では、集団行動よりも一人ひとりのペースに合わせた学校生活を過ごします。集団行動で学習や遊びをする時間もありますが、こどもの気持ちや体調に合わせて集団行動ではなく個別の授業や活動になることも多く、柔軟性があるのです。

普通学級と特別支援学級を選ぶ3つのポイント

それでは、発達障がいと診断されたこどもや、グレーゾーンのこどもは、普通学級と特別支援学級のどちらを選べばいいのでしょうか。

1.勉強についていけるか

1年生、2年生のうちは、発達障がいのこどもでも普通学級で対応できる場合が多くあります。低学年の場合、担任の先生のほかに副担任や補助の学習支援員が配置される学校も少なくないため、授業中も複数のサポートが受けられるからです。

学習もまだ本格的な内容ではなく、学校に慣れることを優先しているので、普通学級でお友だちとの関わりの様子を見ていきましょう。気になることがあれば、担任の先生とにしっかり相談して、特別支援学級への進級が必要かどうか確認することが大切です。

3年生、4年生になって、学校に慣れてきて本格的な学習が始まってくると、宿題ができなかったり、テストで点数が取れなかったりするこどもたちが出てきます。その場合は、特別支援学級への進級が必要か担任の先生に相談してみてください。

学習が中心の学校生活になる5年生、6年生の場合は、担任の先生の意見を参考に普通学級か特別支援学級かを選ぶことをおすすめします。高学年で学習についていけない場合、中学年での基礎学力が養われていない可能性があるためです。また、学習についていけないことで、クラスメイトとのトラブルが起きたり、宿題やテストができなかったりして、ますます学校生活に支障が出てきます。

学習面を第一に進級先を検討するためにも、担任の意見を優先することがポイントです。

2.トラブルをよく起こすか

コミュニケーション能力で問題が現れてくるのは、3年生、4年生に入った頃です。学習面はもちろんのこと、発達段階も個人差が大きくなってくるため、コミュニケーションスキルでつまづきやすい発達障がいのこどもは、クラスメイトとのトラブルを起こしたり、教室で孤立したりしやすくなります。

こうした傾向は5年生、6年生になると、さらに強まります。そのため、担任の先生から特別支援学級の話があった場合は、無用なトラブルを避けるためにも早めに進級先を変えるほうがよいでしょう。

3.集団行動ができるか

集団行動の基本を学ぶ1年生、2年生の間は普通学級でも問題ないでしょう。ただし、学校に慣れていないのか、能力として苦手な分野があるのかを観察していくことが大切です。

3年生、4年生になっても集団行動が極端に苦手な場合は、医師や担任の先生に相談して特別支援学級への進級も考えるタイミングです。

5年生、6年生で集団行動に大きな問題がある場合は、担任の先生から特別支援学級を進められる場合がほとんどです。そのときは学習面やメンタル面のことを考えて早めに普通学級から特別支援学級に入れるようにしましょう。

まとめ:発達障がいのこどもは普通学級に入れるのがベスト!?将来を左右する小学校の進級先選び③

発達障がいのあるこどもやグレーゾーンのこどもたちは、普通学級と特別支援学級のどちらがこどもにとってプラスになるか、常に見極めながら見守ることが大切です。とくに担任の先生の意見を尊重して、学習面やクラスメイトとのトラブルなどで問題が大きいとわかった段階で、早めに特別支援学級への切り替えを考えるようにしましょう。

もし特別支援学級にしようか迷った場合は、通学先の小学校の特別支援学級を見学したり、担任に相談したり、専門医や発達支援の専門窓口に相談したりしながら、結論を出していきます。地域の放課後等デイサービスに相談するのもおすすめです。こどもプラス大阪のような放課後等デイサービス(放デイ)には、発達障がいと診断されたり、グレーゾーンのこどもたちが平日の放課後や休日に通って、生活習慣やソーシャルスキルトレーニングを受けながら過ごしています。普通学級と特別支援学級のどちらを選べばいいかのヒントも放デイの様子を見ながら検討することもできます。

親御さんにとって、特別支援学級に入れるハードルは高いのは無理もありません。ただし、普通学級のままではこどもの成長に影響があるかもしれないとわかったら、ここでご紹介したポイントを参考に検討してみてください。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。