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2022-11-21

発達障がいのあるこどものエピソードまとめ|子育ての悩みをどう解決した?①発達障がいの伝え方

発達障がいのあるこどものエピソードに触れると、どの家庭でもさまざまな困りごとを抱えていたり、解決のため悩んだりしていることがわかります。

ふだん他の発達障がいのあるこどもたちのエピソードを聞くことは、ママ友さんや療育センター、発達外来など以外ではあまりないのではないでしょうか。

そこでここでは3回に分けて発達障がいのあるこどものエピソードをご紹介します。子育てをしていくなかで出会う代表的なシーンを3つ選んで、それぞれの家庭の体験談をまとめてご紹介します。

発達障がいであることをいつこどもに伝えるのか

こどもに発達障がいであることをどうやって伝えるかは、本人のその後の生き方にも関わる重要な問題です。伝えるタイミングはもちろん、どうやって伝えればいいか、家庭で悩むケースが多く見られます。

まず、発達障がいまたはグレーゾーンだとわかった場合、いつ伝えるかは置いておいて、いずれタイミングを見て本人に伝えることをおすすめします。発達障がいがあることを本人が受け止めることができれば、自分の得意なこと、不得意なこと、日常生活でつまづきやすいことなどを把握して、よりよい生活習慣を身につけるきっかけとなるからです。また、本人が障がいの特性を短所と考えている場合、発達障がいが原因であることがわかれば、人生経験を自信につなげることにもつながります。

発達障がいのあるこどもたちは、診断がわかる前から周囲のこどもたちとちがっていることをひしひしと感じながら生活しています。こども本人はもっと周りに合わせて遊んだり勉強したりしたいと思っていても、コミュニケーションでつまづきやすい、言葉や学習が遅れやすい、大人のいうことが理解できずに一方的に叱られてしまう、など「自分はダメなこどもなんだ」と自信をなくしている場合が多くあります。

しかし、発達障がいであることをきちんと伝えることができれば、障がいの特性にマッチする生き方を選択できる、自信をつけて自分の得意な方向で人生をトライしていく、といった明るい将来を引き出す可能性が高まるのです。

発達障がいであることを伝えることに消極的な親御さんもいらっしゃいますが、こどもたちが自分の個性や才能に気づいて、新しい生き方を選ぶ大切なきっかけになるのでぜひ前向きに考えていきましょう。

いつこども本人に伝える?告知するタイミング

こどもに発達障がいであることを伝える場合、どのタイミングで伝えればいいのかが非常に重要です。伝え方はもちろん大切ですが、こどもの人生の節目に合わせて告知するタイミングを選ぶことで、本人が前向きに受け取れる、その後の人生にプラスにしていくことができる、といったメリットがあります。

こどもの成長過程を考えると、次の5つのタイミングが考えられるでしょう。

1.幼児期(未就学児)
2.学童期(小学生)
3.思春期(中学生〜高校生)
4.青年期(高校生から大学生)
5.成人期(社会人)

このうち、幼児期、学童期、思春期に伝えた家庭のケースをいくつかご紹介します。

幼児期に伝えたエピソード

学習障がい(LD)のお子さんをお持ちのAさんは、幼稚園から小学校に上がる段階で伝えました。小学生から支援学校に入学することとなったため、幼稚園の多くのお友だちが地元の小学校に入学するのに対して、明らかに入学後にちがいが生まれるからです。近隣の小学校で普通学級か支援学級でとても悩みましたが、将来的に学習面で遅れが出た場合に専門的なサポートを受けさせたいと考えたことが一番の理由でした。

小学校選びについては、支援学校だけでなく地元の小学校の普通学級や支援学級への見学と各学校の校長先生や担当の先生との面談もおこなったうえでの決断です。

幼稚園からのお友だちは同じ学校で普通学級と支援学級に分かれるため、お子さんには入学する数か月前からLDの特徴や得意なこと、不得意なこと、どうやって生活していくのか、などを丁寧に伝えました。

学童期に伝えたエピソード(小学校低学年)

小学校に上がって半年くらいして、担任の先生から「クラスでの様子や学習の進み具合を見ていて、特別支援学級または通級(通級指導教室)を考えたほうが良いかもしれない」とお話がありました。

小児科にも相談したところ、ADHDと学習障がい(LD)の診断がおりました。そのタイミングでは、ADHDの告知はまだ理解が難しいと考えたため、LDのみ告知して家での療育をスタート。合わせて校内の通級に通うことを決めて、苦手な学習分野のサポートを受けるようにしました。この頃から、少しずつ学習面の遅れも取り戻せました。また、通級のママ友さんから放デイ(放課後等デイサービス)に誘われて通いはじめて学習でつまづきやすいポイントのフォローや宿題を見てくれるようになって、相乗効果があったと感謝しています。

小学校低学年で告知をするのは早いかもしれないと悩みましたが、困っているのはこども本人なので早いうちから今起きていることを丁寧に説明して対策を一緒に頑張っていくと、こどもも自信がつきやすいと感じています。

まとめ:発達障がいのあるこどものエピソードまとめ|子育ての悩みをどう解決した?①発達障がいの伝え方

こどもさんに発達障がいであることをいつ告知するかは、こどもの性格や特性による日常生活の困難度、家庭教育の考え方など、さまざまポイントで分かれます。正解があるわけではありませんが、親や家族との話し合いのほかに専門医や学校の先生、ママ友さんの話を参考に告知の時期を判断するケースが多いようです。

発達障がいの伝えるケースは関連書籍やネット情報、ママ友さんから話を聞くなどすれば、色々なエピソードを知ることができます。放デイでは、お子さんの将来をイメージしながら一緒に相談に乗る場合もあるので、相談先のひとつとして利用するのもおすすめです。

 

 

 

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