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2022-08-22

発達障がいのこどもは物忘れが特徴?忘れ物が多いこどもの原因や特徴を知ろう②

忘れ物が多くなってしまうと、学校の授業についていけない、自分で準備する習慣やスケジュール管理が身につかないまま大きくなってしまう、といったデメリットがあります。

しかし、こどもの忘れ物が多いとき、こどもさんの性格や生活習慣のほかに発達障がいが原因かもしれません。もし発達障がいの影響で物忘れが出ているときは、発達支援の角度から適切なサポートが必要になります。

そこで今回の記事では、発達障がいの種類のうちに物忘れが現れやすいADHDについてご説明します。

ADHDとは注意欠陥多動性障がいのこと

不注意や多動性、衝動性の3つの特徴が強く現れる発達障がいをADHD(注意欠陥多動性障がい)といいます。

学校に通う年齢のこどもさんのうち3%から7%程度ADHDのあるこどもがいるといわれていて、学校生活はもちろんのこと、日常生活全般でさまざまな困りごとが増える発達障がいです。

ADHDの原因と特徴

ADHDの原因はまだはっきりとわかっていません。現在のところ、脳内のドーパミンの働きに偏りがある、遺伝で現れる、などいくつかの考え方があります。

ADHDの主な特徴は次の3つです。

1)不注意
集中力が続かない、気が散りやすい、物忘れがある、忘れ物が多い、計画的に物事を進めるのが苦手、順序立てて効率よく作業ができない

2)多動性
じっとしていられない、いつも忙しなく動き回る、静かに勉強したり遊んだりできない、順番を待てない、他人にちょっかいを出す

3)衝動性
急に教室からいなくなってしまう、興味や関心のあることが見つかると突発的にやろうとする

なお、ADHDの診断基準ではこの3つの特徴が同年齢のこどもたちに比べて強く現れていることのほか、12歳以前からいくつかの症状があったこと、家庭や学校など日常生活や社会生活で支障をきたしていること、人間関係がうまく築けないこと、などを総合的に判断します。また、ADHDは医学的検査でダイレクトに診断が決まるものではなく、小児科や精神科などの医師が診察して医学的評価を中心に診断するのがポイントです。

ADHDの不注意で忘れ物が多くなる

ADHDの特徴のうち、不注意が強く出るこどもは忘れ物やなくし物が多くなります。物忘れが顕著で集中力が続かない、ケアレスミスが多いといった症状が重なるため、次の日の学校の準備を忘れる、準備をしても忘れ物がある、学校から家に持って帰る物を忘れる、物をなくしやすい、宿題や友だちとの約束、家族との予定を忘れる、といったことが日常的に続くようになるのです。

また、整理整頓が苦手なので、こども部屋がいつも散らかっていて、雑然としてます。学校の準備をしようとしても、どこに何があるのかわからないので、イヤになって次の日の準備そのものを放り出してしまうことも。

さらに、一度始めたことを最後まで終わらせるのが苦手なため、次の日の準備を途中でそのままにして遊びにいったり、寝てしまったりします。

このように、発達障がいの特性のために、いくら親御さんが注意したり、フォローしても忘れ物が多くなってしまいます。

ADHDかどうかの判断は慎重に

小さければ小さいほど、こどもは忘れ物が多いのはとくに珍しいことではありません。学校生活に慣れるまで、生活習慣が身につくまで、学校の準備が得意でなかったり、忘れ物をしてしまう場合、その子の性格にもよるものだからです。

ただし、ADHDが隠れていても、こどもだから、そのうち忘れ物をしなくなるだろうと、そのままにされて適切なサポートを受けられないままになっているこどもは少なくありません。

そのため、物忘れがひどかったり、いつも忘れ物をするのが当たり前というように、極端に忘れ物によって日常生活に影響が出るようであれば、一つの可能性として小児科や発達外来、精神科などで相談することをおすすめします。

こどもが忘れ物をしなくなるためのサポート方法

忘れ物が多いまま学年がどんどん進んでいくと、学校の儒教に影響が出るばかりか、生活習慣や社会生活への支障をきたすようになります。学習が高度になればなるほど、教科書やノート、宿題などを一つでも忘れると、そこで学習的なつまずきが起きやすいでしょう。

また、いくら忘れ物を注意しても慣れっこになっている、直す必要性を感じてないこどもたちもいます。

できれば小学生の段階で忘れ物をしない生活習慣づくりに取り込んでおくと、受験が大きなテーマになる中学生以降の学校生活にもプラスになるはずです。

ADHDかどうかの判断は医師に任せるとして、物忘れや忘れ物が気になるこどもさんに親御さんとしてサポートできる方法をいくつかご紹介します。

1.生活リズムを整えよう

こどもが夜更かししていたり、朝もギリギリの時間まで寝ているようであったりしたら、まず規則正しい生活リズムに改善するようにしてください。

夜遅くまで遊んでいる、朝寝坊が多いといったこどもさんは、次の日の準備ができていない、その日の朝に慌てて準備をして忘れ物が増えてしまうといった悪循環に入っていることが多いからです。

また、次の日の準備そのものが一日のスケジュールから抜け落ちているこどもさんもいます。

学校の準備が生活習慣に溶け込むまで、親御さんが夜の決まった時間になったら声掛けをして準備を促したり、一緒に手伝ってあげたりしましょう。

2.整理整頓や片付けを手伝う

整理整頓や片付けが苦手で忘れ物が多いこどもさんには、片付けのポイントを教えましょう。ランドセルや学校に持っていく教科書やノート、道具類はいつも同じ場所に置くようにします。片付けが面倒なこどもさんなら、最初は大きめの箱を用意して、学校関連のものをすべてそこに入れさせるようにすると良いかもしれません。

また、遊び道具やおもちゃのある場所と学校にまつわる物を置く場所はできるだけ離すようにします。スペースの関係で難しければ、おもちゃはゲームなどは決まった箱に入れさせて蓋をする、カバーをかけるなどして、遊んでいるとき以外は目に入らないようにしてあげてください。

気が散りやすいものを工夫して整理しておくことで、片付けや整理整頓、明日への準備に意識を集中しやすくなります。

3.しっかりほめてあげよう

忘れ物が少なくなったら、ちゃんと自分で準備ができたことをほめてあげてください。こどもは頑張りに対して肯定的な声掛けを受けると自信につながって、また次の日の準備や片付け、整理整頓を頑張ろうとやる気が芽生えます。

「どうして忘れ物が治らないの!」などネガティブな言葉は避けてください。それよりも、「一緒に準備をやってから遊ぼう」など共感的な態度でこどもさんが一日の流れのなかに明日の準備に割く時間を作ってあげる、終わったらほめる言葉をかけてあげることが大切です。

親がやってはいけない3つのこと

忘れ物が多いこどもさんの親がしてはいけないことがあります。ここでは3つに絞ってやってはいけないことをご説明します。

1.忘れ物を学校まで届けない

こどもが忘れ物をしたのに気づいて、学校まで届けるのはNGです。一度忘れ物を届けてしまうと、もし忘れ物をしても親が届けてくれると思って、自分で準備して忘れ物をしてはいけないという意識が育たなくなります。

もし、届け物をして後から「忘れ物をしたらダメでしょう」とキツく叱ったとしても、こどもは届けてくれたことのメリットを感じてしまうはずです。

2.親が学校の準備をし続ける

こどもがする学校の準備を親がある程度まで手伝うのは問題はありません。声掛けをしたり、一緒に忘れ物がないかチェックすれば、こどもは準備のしかたが身につくからです。

しかし、学校の準備をまるごと親が代わりにやってしまうと、準備のしかたがわからないままになって自己管理ができないこどもに成長してしまいます。もし、忘れ物があった場合、準備をした親のせいにしてしまうかもしれません。

親としてアドバイスをする、一緒に準備ができているか見守るといった姿勢は大切です。しかし、こどもが主体的に準備をしているという意識を損なわないように細心の注意を払うようにしてください。

3.こどもの性格だからと時間に任せる

忘れ物が多いのはその子の性格だとそのまま放置するのはやめましょう。大きくなると忘れ物をしなくなるこどももいますが、準備や片付け、整理整頓の習慣が身につかなくてそのまま学年が進んでしまう可能性もあるからです。

もしADHDが疑われるくらい準備が苦手であれば、行政や医師に相談すてサポートを受けるようにしてください。

まとめ:発達障がいのこどもは物忘れが特徴?忘れ物が多いこどもの原因や特徴を知ろう②

こどもの忘れ物は珍しいことではありません。物忘れは誰にでも起こること。とくに慣れない学校生活や生活習慣をこれから身につけるタイミングの小学生は、学校の準備をしても忘れ物がある日もあるでしょう。

親として、アドバイスやフォローをしながらこどもが自主的に明日の準備をする習慣を身につけられるようにしていきましょう。また、同年齢のこどもたちに比べて明らかに忘れ物が多いといった心配がある場合は、発達支援や療育の専門家に相談することをおすすめします。

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