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2023-05-26

発達障がいのこどもで片付けが苦手な原因は?適切なサポート方法を知ろう その3

片付けが苦手な発達障がいのこどもたちに、家庭ではどのようなサポートをすればいいのでしょうか。

3回目のこの記事では、もう少し具体的な対応方法を紹介します。

なお、発達障がいに関する概要は、次のページで説明されていますので、併せてご確認ください。

厚生労働省:政策レポート(発達障害の理解のために)

家庭で片付けスキルを身につけるための対応方法

集団遊び

発達障がいの子どもたちにとって、簡単に片付けるスキルを身につけることは重要です。以下に、家庭での対応方法をいくつか紹介します。

・明確なルールとルーティンの設定

家庭内での片付けには明確なルールを設け、子どもたちにルーティンを身につけさせましょう。決められた時間や場所に片付けを行うことで、子どもたちは安心した条件と環境の下、片付けができます。

・分かりやすい指示とビジュアルサポート

片付けの指示は簡潔で分かりやすく行いましょう。

また、ビジュアルサポート(絵カードやチェックリスト)を活用することで、子どもたちがどのような作業を行うかを視覚的に理解しやすくなります。

・ゲーム化や報酬システムの導入

片付けをゲーム化することで、子どもたちに楽しさややる気を与えることができます。また、報酬システムを導入することで、片付けの取り組みを促進することができます。報酬は小さなものでも効果的です。

・協力とモデリング

まず大人が片付けを始めて、途中からこどもたちに協力してもらいながら片付けを行いましょう。

一緒に作業することで、子どもたちはあなたの行動をモデリングし、真似をすることができます。また、お手本となる動画や写真を使用することも有効です。

参考:「人工セルフモデリング」法による重度発達障害児の音声による要求言語の形成

・忍耐強くサポートする姿勢

もし片付けに時間がかかる場合でも、忍耐強くサポートしましょう。子どもたちは自分のペースで成長していくものです。

失敗や困難に対しても、ポジティブなフィードバックや励ましの言葉を使いながらサポートしましょう。

・整理整頓のサポート

片付けがスムーズに行われるよう、整理整頓のサポートを行いましょう。

適切な収納場所やラベルを使った整理方法を導入することで、物の管理や見つけやすさが向上します。

家庭での対応は子どもの個別の特性やニーズに合わうように調整する必要があります。子どもたちの能力や興味に合わせて、適切な難易度や方法を選択しましょう。

・ポジティブな雰囲気と励まし

片付けの取り組みを楽しくするために、家庭内にポジティブな雰囲気を作りましょう。

子どもたちが頑張ったり成果を出した際には、励ましや褒め言葉をいっぱいかけてあげることが大切です。

・楽しく片付けできる工夫

子どもたちの個別の特性に合わせて、片付けの方法や環境を工夫しましょう。

例えば、音楽を流しながら片付けをする、タイマーを使って作業時間を設定するなど、子どもたちが集中しやすくなるような工夫を取り入れることをおすすめします。

・長期的な目標の設定

片付けのスキルは時間をかけて身につけるものです。こどもならなおさらスキルを身につけるまで時間がかかります。

長期的な目標を設定し、こどもたちが少しずつ進歩を実感できるようなサポートをしましょう。

小さな成功体験を積み重ねることで、子どもたちは自信を持って取り組むことができます。

・専門家への相談

発達障がいの専門家や支援施設に片付けに関する助言や指導を受けることも有益です。

例えば、放課後等デイサービスなどを利用すると、発達障がいの生活スキルに詳しいスタッフが、こどもたちの特性を理解し、適切なアプローチを提供してくれます。

発達障がいの子どもたちにとって片付けのスキルを身につけることは、自己管理や日常生活の独立を促す重要な要素です。家庭でのサポートと環境づくりを通じて、子どもたちが楽しみながら片付けに取り組むことができるよう、日常的な支援を提供しましょう。

ちなみに、社会性を身につけるための「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」を受けると、片付けをはじめ日常生活の困りごとの改善につながります。

次のページで詳しく解説していますので、併せてご一読ください。

発達障がいのこどもがソーシャルスキルトレーニングを受ける方法とは?社会生活に必要な訓練のポイント

まとめ:発達障がいのこどもで片付けが苦手な原因は?適切なサポート方法を知ろう その3

3回にわたって発達障がいのこどもたちと片付けとの関係について見て来ました。

まず、片付けをうまく身につけるようになるには、ビジュアルサポートや手順の分解、モデリング、センサリーフレンドリーなアプローチ、報酬とポジティブなフィードバックなど、複数の戦略を組み合わせて使用することが効果的です。また、個別のニーズに合わせたサポートを提供し、環境の整備とルーティンの確立を行うことも重要です。

発達障がいの子供たちに対するサポートは、コミュニケーションと協力を重視することも大切です。彼らとのコミュニケーションを通じて意見や意図を共有し、彼らの参加意欲を引き出すことが重要です。また、発達支援をしている放課後等デイサービスなどを活用し、子供たちの個別のニーズに応じたサポートを確保することが必要です。

片付けのスキルは、彼らの自己効力感や生活の質を向上させる重要な能力です。適切なサポートを提供することで、彼らが自信を持ちながら片付けに取り組めるようにしましょう。彼らの成長と発達を促進するために、継続的なサポートと理解ある環境を提供することが求められます。

日常生活の中で片付けスキルを身につけるには、吹田の「こどもプラス大阪」のような放課後等デイサービスを利用してみましょう。社会技能を訓練するソーシャルスキルトレーニング(SST)にも積極的に行っています。

詳しい資料をご用意していますので、お気軽に下記ページからお知らせください。

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