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2022-05-06

発達障がいのあるこどもにとって絵本とは?絵本の読み聞かせでこどもの心を育む②

発達障がいをもつこどもを見ていると、絵本の読み聞かせに興味を示さない、読み聞かせようとすると逃げ出してしまう、といったシーンをよく見かけます。

言葉の遅れに大きな特徴をもつ発達障がいのこどもたち。読み聞かせをしてもらっても話している言葉がよくわからない、言葉と絵の関係が理解できない、など、さまざまな理由で絵本の読み聞かせが苦手になってしまうようです。

ですが、絵本の読み聞かせは、

・言葉を学ぶ
・想像力を豊かにする
・感性を育む
・いろいろな気持ちや感じ方を学ぶ

といった、素晴らしい効果がたくさんあります。

そこで、今回の記事では、発達障がいをもつこどもが興味を示す絵本選びについて考えてみましょう。

なぜ絵本が苦手なのか、その理由を考える

こどもによって、絵本が苦手な理由はそれぞれです。ADHD(注意欠陥多動性障がい)やASD(自閉症スペクトラム症)、LD(学習障がい)などの発達障がいをもつこどもは、絵本を渡したとき、ただページをめくるだけのこどもが多くいます。次のような行動を取るこどもはいませんか。

・絵本をペラペラと猛スピードでめくること自体が楽しい
・読み聞かせや言葉を読むのは嫌いでも絵を見るのが楽しい
・興味はないが絵本の読み聞かせを聞いていないとダメな感じでしょうがないなと思いながら時間を過ごしている

こうした理由で絵本を読まなかったり、絵本が嫌いだったりするこどもが多くいます。

絵本の読み聞かせは素晴らしい効果がたくさんありますが、押しつけになってしまっては元も子もありません。親御さんの選んだ絵本がこどもにマッチしているかどうかをまず考えましょう。

・発達障がいの特性にもマッチする絵本の内容なのか
・言葉や絵の内容のレベルが難しくないか
・そのこどもの興味や好奇心に合った絵本なのか
・こどもが興味を引くような読み聞かせができているか

こうしたポイントをいつも振りかえながら、絵本の読み聞かせをすることが大切です。

とりわけ、絵本に効果音など耳を刺激するような仕掛けのある絵本は、発達障がいのこどもが興味を示すことがあります。ページを開いたり、ボタンを押したりすると効果音が鳴る絵本を読み聞かせすると、こどもにとって珍しい音が工夫されているため、何度もその音を聞こうとしたり、音に合わせてリズムを取ったり、することも。言葉や絵と合わせて音の効果も大切にしながら絵本の読み聞かせをすると、もっとこどもたちの興味を引き出すことができるはずです。

たとえば、「いないいないばあ!」シリーズの絵本には、効果音やポップアップを多用してこどもの興味を引き出す絵本が市販されています。また、中川ひろたか「ピンポーン」やさいとうしのぶ「おいしいおとなぁに?」、まついのりこ「じゃあじゃあびりびり」なども、日常生活でなじみのあるさまざまな音をテーマにした絵本でおすすめです。

年齢によって異なる絵本選び

絵本の読み聞かせに使う絵本選びで理想的なものは、こどもが自分で持ってきて親御さんに読み聞かせをしてほしいとねだることです。

そのため、図書館や書店、児童館など絵本がたくさん置いてある場所にときどき出掛けていって、こどもが自分で選べるようなチャンスを作ってあげることも大切となります。

親御さんが選んだ絵本に興味を示して、大好きになるというパターンも少なくはありませんが、やはり自分で見付けた絵本が一番なのは大人も子供も同じこと。こどもと一緒に絵本選びをするという姿勢を忘れないようにしましょう。

ただ、最初は親御さんが選んであげて絵本の読み聞かせをすることになると思います。年齢によって絵本選びのポイントは変わるので注意してください。

幼児期から小学校の低学年くらいまでは、身近な日常生活の世界を描いた絵本がおすすめです。パパやママ、先生、お友だちをはじめ、ペットの犬や猫、野生動物のくまやぺんぎん、馬やうさぎなど、こどもたちもよく知っている人や動物を登場人物になっている絵本だと、その世界に馴染みやすいといえます。また、にんじんやかぼちゃなどの野菜、おにぎりなどのこどもが好きな食べ物を中心にストーリー展開する絵本もよく見かけます。

小学校の中学年に入ると、人物中心の絵本がおすすめです。また、高学年以降は空想の世界に登場する天使や妖精などのファンタジックな登場人物にもなじめるようになります。

年齢によってある程度、こどもに合う絵本にちがいはあります。ですが、こどもが自分で選んで読みたいと思った絵本が一番なのは、言うまでもありません。

まとめ:発達障がいのあるこどもにとって絵本とは?絵本の読み聞かせでこどもの心を育む②

素晴らしい効果がたくさんある絵本の読み聞かせで使う絵本選びでは、こどもの興味や関心を引き出す絵本かどうかが大切です。絵本の内容が難しかったり、言葉中心の読み聞かせになってしまうと、絵本が苦手になってしまうかもしれません。

そこで、こどもが自分で選んだ絵本を読み聞かせる、音の力にも頼ってみる、年齢別で絵本の選び方を変える、といった工夫をしながら、こどもに一番フィットする絵本で読み聞かせをしていきましょう。

3回目の次回の記事では、ジャンル別でおすすめの絵本をピックアップしてご紹介します。

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