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2022-11-14

発達障がいのある子どもの習い事を選ぶポイントは?習い事のメリットやおすすめの種類②

前回の記事では、発達障がいのあるこどもの習い事のメリットや選び方について紹介しました。

2回目の今回の記事では、発達障がいのあるこどもにおすすめの習い事を紹介します。

おすすめの習い事は?

発達障がいのあるこどもに合う習い事を具体的に考えてみましょう。

1.運動系の習い事

2.趣味系の習い事

3.工学系の習い事

ここでは、運動系と趣味系、工学系の3つに分けておすすめの習い事をいくつか紹介します。

1.運動系の習い事

発達障がいのあるこどもたちのなかには、日頃から運動量が少なかったり、同じところにじっとしていられなかったりする傾向があります。学校や家庭では十分に運動する時間がない、もっと体を動かしてストレスを発散させたい、といったお子さんにぴったりです。

運動系の習い事にはスイミングやダンス、陸上競技や柔道・剣道、器械体操などがあります。

例えば、スイミングは水に苦手意識がないお子さんなら、水に浮かぶ感覚を楽しめたり、広いプールで自分のペースで泳ぐことができるため、うまく習い事に溶け込めるケースが多く見られます。一緒に水遊びをすることで、自然に先生や他の生徒さんとも仲良くなりやすいので、スイミングを通して人との触れ合いによる喜びも感じられます。

スイミングそのものは、全身運動でまんべんなく筋肉を動かすほか、浮力があるため体に負担のかかりにくいスポーツのひとつといわれています。ADHDの特性で同じ姿勢をキープするのが困難なこどもたちも、自然に筋肉や骨が鍛えられて日常生活に好影響を及ぼします。

また、ダンスはじっとしていられないお子さんが、音楽に合わせて自分の思うように体を動かせる楽しい習い事です。リズミカルに体を動かす感覚は一度覚えると楽しく、好きなことに集中力を示すお子さんの場合、いつまでも音楽に乗って踊り続けていることも珍しくありません。また、ダンスでは世界中の多彩な音楽を使うため、音楽の趣味も広がります。

2.趣味系の習い事

ピアノや絵画教室、リトミックや公文などが趣味系や芸術系の習い事の代表例です。

ピアノは、先生と一対一でじっくり取り組めるため、少人数でないと落ち着かないこどもに剥いています。発達障がいの特性を理解している先生であれば、マンツーマンでお子さんの特性や性格を踏まえたうえで、適切な指導やサポートをしてもらえるでしょう。また、発達障がいの特性として、一度興味を示して取り組むと周囲が思わぬほど熱中する場合が少なくないため、ピアノとの相性が良ければ長期にわたって習い事が続けられる可能性があります。

発達障がいのあるこどもで絵を描くときは集中して楽しむ場合が多く見られます。自分の思うがままにどんな描き方もできる絵画は、お子さんがのびのびと時間を過ごしてストレス発散ができる習い事のひとつです。ADHDでじっとしていられない、キョロキョロしてしまうといったお子さんでも、絵に向かうときは驚くような集中力を見せて周囲をびっくりさせることはよくあります。もっとすごい絵が描きたいというモチベーションに火が付けば、自分から楽しく通えるようになるでしょう。

このほか、公文式は幼児からカリキュラムがあって、その子の特性や個性、才能に合わせて先生が教材を選んだり、指導法を変えたりしながら個性を伸ばします。自閉症スペクトラム障がいやADHDへの理解がある公文式の指導者もいるため、事前に発達障がいの特性を伝えておくとよりよいサポートが期待できるでしょう。公文式は幼児のうちは先生や親御さんと一緒に取り組みますが、自学自習がベースです。進度が上がるにつれて、自分で取り組む集中力を養うこともできます。

3.工学系の習い事

こどもたちの習い事で工学系の代表例は、プログラミングです。学校でも取り入れられたプログラミングはニーズが高く、ASDやADHDのあるこどもを受け入れている教室も少なくありません。

プログラミングは「1+1=2」といったデジタル的な思考法がベースで、厳格なルールやパターンを守らなければプログラムが動きません。そのため、発達障がいのなかでもルールや決まり事にこだわりがある、計画や手順に沿って物事を進めたいといった特徴の強い自閉症スペクトラム障がい(ASD)のお子さんにマッチしています。

プログラミングは一人でコツコツ組み上げているため、静かに一人で作業を取り組みたいこどもにもおすすめです。プログラミングに思わぬ能力を発揮して、大人になってからプログラマーの仕事を始めるお子さんもいます。

まとめ:発達障がいのある子どもの習い事を選ぶポイントは?習い事のメリットやおすすめの種類②

2回に分けて発達障がいのあるこどもの習い事について見て来ました。習い事を選ぶポイントやおすすめの習い事を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

発達障がいのあるこどもの習い事は、本人の特性や個性にあったものを慎重に選ぶことが大切です。また、運動系や趣味系、工学系のなかからお子さんが興味のある習い事から選んであげると、無理なく自然に習い事に取り組めるでしょう。

ちなみに、放課後等デイサービス(放デイ)でも習い事でおこなう絵画や音楽、リトミックや、体操などに力を入れている施設あります。吹田のこどもプラス大阪でも、こどもたちの才能や個性を伸ばすため、柳沢運動プログラムを中心に習い事のようなカリキュラムを取り入れていますので、一度チェックしてみてください。

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