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2022-06-17

発達障がいのこどものカウンセリングとは?発達が気になるときの相談先

「這えば立て立てば歩めの親心」

という言葉のように、こどもの成長を日々心配しながら楽しみにしているのが親御さんの気持ちでしょう。いつの時代でも、こどもが元気に成長しているか、何か問題がないか、不安を感じながら大きくなるのを楽しみにしているものです。

しかし、ときには心身の発達に遅れを感じたり、成長に偏りがあるのではないか、と心配になることもあります。とくに最近は発達障がいの相談が増えていて、就学前の乳幼児期の頃から早期発見で早期支援につなげる取り組みが盛んです。

もし、お子さんの発達で気になることがあった場合、どこに相談すればよいのでしょうか。そこで今回の記事では、心身の発達の遅れや偏りが心配なお子さんをお持ちの親御さんの相談窓口やカウンセリングの内容についてご紹介します

発達障がいとは

国が定めた「発達障害者支援法」において、次の3つの特性を持つ場合、発達障がいと定義しています。

・自閉症やアスペルガー症候群など
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)

また、成人の場合は「発達障害者」、18歳未満のこどもで発達障がいの場合は「発達障害児」と呼び分けされています。

自閉症やアスペルガー症候群などを含む広汎性発達障害は、言葉の発達の遅れやコミュニケーションの難しさ、人間関係や社会性の困難さ、こだわりが強いためパターン化した行動やこだわりがある、といった特性があります。

また、注意欠陥多動性障害(ADHD)は、不注意(集中できない)、多動性(じっとしていられない、しゃべりつづける)、衝動性(突発的に行動してしまう)の3つの特徴が知られています。学習障害(LD)は、読み書きや計算するなどの基礎学力を支える能力が極端に苦手な発達障がいです。

発達障がいかもしれないと思ったらどこに相談すればいい?

お子さんの発達で気になることがあったとき、どこに相談すればいいのでしょうか。就学前の乳幼児期の場合は、1歳半健診や3歳児健診などの乳幼児健診で相談をしたり、相談員から発達障がいの疑いを伝えられたりすることが多くあります。

また、保育園や幼稚園の過ごし方を園の先生から聞いていて、発達障がいかもしれないと感じることも少なくありません。

就学以後の小学校に入ると、発達障がいの疑いが色濃くなっていきます。学校生活では集団のルールやお友だち同士のルールを身につけながら過ごさなければならないほか、本格的な学習がスタートすると周囲についていけない、コミュニケーションがうまく取れない、といった大きな壁にぶつかるからです。とくに高学年以降、教科によって学力に大きな遅れが出始めたり、心身のトラブルが起きたりして、発達障がいの心配をする場合も増えていきます。

発達障がいの主な相談窓口は3つ

「発達障がいかもしれない」「発達障がいの相談をしたい」

そんなときは、行政機関、医療機関、民間団体の3つの相談先が一般的です。一つずつ具体的に見ていきましょう。

1.行政機関

各自治体には、発達障害を支援する相談窓口が設置されています。

・発達障害者支援センター
都道府県単位で設置されていて、保険や医療、福祉をはじめ教育や労働などの各分野と連携しながら、発達障がいのあるこどもや大人への支援をしています。関係機関と連携した総合的な支援ネットワークのなかで、一人ひとりの特性や状況に合わせた支援先への紹介もおこなっています。

・児童発達支援センター
市区町村単位で設置されている施設で、主に保健所が運営しています。発達障がいをはじめ障がいをもつこどもが定期的に通所しながら、生活スキルや社会性を身につけるためのトレーニングを提供しています。

・精神保健福祉センター
各都道府県単位にあるメンタルヘルスの相談やサポートをおこなっている施設です。心の問題や精神疾患のある本人やその家族、関係者の支援をつづけています。

このほか、公的な施設としては、保健所や保健センター、子育て支援センタや児童相談者でも発達障がいの相談や支援先への紹介をおこなっています。

2.医療機関

発達障がいの相談を受け付けている病院には、発達外来をはじめ小児科や小児神経科、精神科や心療内科などがあります。病院やクリニックによっては医師のほか、カウンセリングを担当する臨床心理士や心理療法士、カウンセラーが在籍していて、発達相談を受け付けている場合も少なくありません。

発達障がいかどうかは、医師の診断を受けてから初めて決まることです。診断と受けると必要に応じて薬の処方を受けられるほか、発達支援の障がい福祉サービスが受けやすくなる、税金や医療費、公的施設の割引や障害年金の受給ができる可能性もあります。

なお、発達障がいの診断がなくても、受給者証の交付を受ければ発達支援サービスを受けることは可能です。

さらに、医療機関によっては発達障がい児だけでなく、発達障がいのあるこどもをもつ親御さんへの家族カウンセリングを提供しているところもあります。発達障がいを抱えるこどもの育児には、しつけや教育の面でさまざまな問題が起こりやすいため、子育てや学校の問題の対処法を知るヒントにカウンセリングを利用する親御さんも多く見られます。

小児科に併設している精神科でカウンセリングを受けている親子もいます。発達障がいと診断されて以後、薬物治療をつづけるなかでカウンセラーとの定期的なカウンセリングをすすめられて利用しています。

たとえば、Aさんの場合、カウンセリングは1時間。そのうち前半の30分はお子さんと、後半の30分は親のみのカウンセリングです。

発達障がいの相談もできるカウンセリングのメリットには、次のようなものがあります。

・日々の困りごとや改善方法について客観的にアドバイスを受けられる
・会話によってストレス解消につながる
・親子のコミュニケーションが深まる

医療機関によってカウンセリングに力を入れているところも増えています。とくに問題がないと感じている場合でも、子育てやメンタル的なペースメーカーとしてカウンセリングを利用すると良いでしょう。

3.民間団体

子育て支援やメンタルヘルスケアのNPO団体で発達障がいの相談やカウンセラーを受け付けている場合があります。

また、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなど、発達障がいのあるこどもが通う療育施設でも、発達障がいの悩みやサポートに関する相談にのってくれます

このほか、匿名で発達障がいを含めたさまざまなメンタルヘルスの問題を相談できる電話カウンセラーのサービスも増えているので、利用しやすいところから相談してみることをおすすめします。

たとえば、カウンセリングサービスでよく受け付けている相談事例は次のようなものです。

・言葉の遅れが気になっているが、周囲からは「心配しすぎ」といわれる
・小学校に上がってから、算数だけが極端に成績が悪い
・お友だちができず、クラスでも一人で遊んでいるらしい
・ADHDのこどもが学校でこども同士のトラブルをよく起こして、よく学校に呼ばれて困っている
・自閉症スペクトラム症のこどもで日常生活で身の回りのことができない

カウンセリングは発達障がいと診断されていなくても、心配があるときに気軽に相談できます。こどもが発達障がいと診断された場合、こどもの将来や子育てについてはもちろんですが、親御さんも事実をどう受け止めるか、これからどういう対処をしていけばいいのか、悩んでしまうケースが少なくありません。

そんなときは、気軽に民間団体のカウンセリングを利用するほか、発達障がいをもつこどもの親御さんに相談したり、近くの児童発達支援事業所や放課後等デイサービスに電話して質問してみたりするのもおすすめです。

放課後等デイサービスの魅力

発達障がいのあるこどもの発達支援の事業所として、最近よく知られるようになったのが放課後等デイサービスです。放デイと呼ばれることも多く、放課後や休日の数時間を通所して、スタッフと一緒に時間を過ごしながら生活習慣を身につけたり、コミュニケーションスキルを磨いたり、宿題や遊び、運動をしたりしています

放課後等デイサービスは発達支援のプロが在籍しているため、心身の発達の遅れや偏りで気になることも相談にのってくれるでしょう。また、通所しているこどもたちやその家族に対して、定期的にカウンセリングをしてフォローしている施設も見られます。

まとめ:発達障がいのこどものカウンセリングとは?発達が気になるときの相談先

こどもが生まれてから、大きくなるまで、こどもの成長が楽しみでない親御さんはいないでしょう。ただし、お子さんによっては心身の発達の遅れや偏りが気になって、「発達障がいかもしれない」と不安になる場合もあります。

発達障がいには、自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)といった種類があり、それぞれ特性が異なります。また、明らかに目立った症状は就学以後にならないとわからないケースもあるため、早期発見で早期支援につなげることが大切です。

行政や医療機関、民間団体などでは、発達障がいに関する相談窓口が複数用意されています。まず、相談先が分からない場合は、都道府県や市区町村の発達障害者センターや児童支援センターで相談やカウンセリングを受けて、支援先を紹介してもらいましょう。また、近くの医療機関を受診する、民間団体のカウンセリングを受ける方法もおすすめです。

発達支援をおこなっている放課後等デイサービスでも、こどもの発達支援にまつわる悩み相談を受け付けています。放課後等デイサービスでは、ソーシャルスキルトレーニングや運動療育など心と体を育てるアプローチで、こどもの心身の発達をサポートするサービスを提供していて、発達障がいのあるお子さんや親御さんに身近な存在です。

相談やカウンセリングを受けたいときは、まずこどもプラス大阪のような放課後等デイサービスに問い合わせてみれば、適切なアドバイスを受けられるでしょう。

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