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2023-05-05

発達障がいのこどもとどんな向き合い方をすればいい?(3)

発達障がいのこどもは、日常生活でさまざまな困りごとや問題が起きやすいため、親御さんがどのように向き合えばいいか悩むケースが多く見られます。

そこで3回目のこの記事では、小学生以上のこどもの困りごと向き合い方について紹介していきます。

小学生以上のこどもの困りごと

小学生以上の発達障がいのこどもによくある困りごとは次の5つです。

・コミュニケーションが苦手
・感情をコントロールするのが苦手
・計画性がない、途中で投げ出してしまう
・会話や文章の理解力が低い
・自主性・積極性がない

とくに、「感情をコントロールするのが苦手」という点は学校生活で集団のルールが守れなかったり、友人関係が築けないといったデメリットが大きい問題です。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

・コミュニケーションが苦手

相手の表情や会話を理解するのが困難だったり、自分の気持ちを優先して相手とトラブルになったりする場合があります。とくに比喩や隠喩、言葉のニュアンスなど、表面的な言葉の裏に隠された本当の意味を読み取るのが苦手です。そのため、相手との距離感が近すぎて煙たがられたり、思ったことをストレートに言って嫌われたりすることが少なくありません。

こうしたコミュニケーションスキルや社会性を身につけるには、発達支援の現場で行われているロールプレイや動画などを活用したソーシャルスキルトレーニング(SST)が役立ちます。

・感情をコントロールするのが苦手

自分の気に入らないことがあるとすぐ怒ったり、物を投げつけたり、手が出て家族や園のお友だちとケンカになったりします。怒りや不満、ストレスによる緊張状態によって、心のバランスを取ろうとすると、自分で気持ちのコントロールができなくなるのが原因です。

こどもがどんなときに感情的な言動を取りやすいのか、日頃の観察を通して把握し、怒りや興奮状態になったときにどうやって心を制御するか、こどもに合ったコントロールの仕方を身につけさせましょう。

・計画性がない、途中で投げ出してしまう

お手伝いやドリル学習などに取り組んでも、すぐに飽きて集中力が続かない、ムラが大きく最後まで作業を終えられない、といったこどもがいます。

大人がお願いしたことだけでなく、自分からやりたいと言ったことも作業途中で放り出してしまうこともしばしばです。

こどもは、作業のスタートからゴールまで、全体像をイメージできないまま最初のモチベーションだけで作業を始めてしまうことがあります。こどものなかでは目の前の作業を5分で終わると思っていても、最後までやりきるにはいくつかの作業を積み重ねて、時間をかけなければならないことも多いでしょう。そうなると、途中で飽きてしまうのです。

作業を最後までやりきるためには、これから予定している活動の量と手順、どのくらいの時間がかかるかといった具体的な情報を文字やイラスト、数字などを使って表示しましょう。タスクに分けたり、カレンダーなどで日時を見えるようにしたりすると、集中して取り組み安くなります。

・会話や文章の理解力が低い

言葉の発達の遅れに加えて、読み書きや計算といった学習スキルで学習障がい(LD)を併せ持っていると、文章の理解力が伸び悩む場合があります。

文字に含まれる意味を頭の中で思い描いてイメージしたり、文章と文章、段落と段落とを関連付けてつながりを把握したりすることが苦手だからです。

こどもに寄り添いながら、どのレベルでつまづきやすいのか、どことどこのつながりが理解できていないのか、といった視点から学習サポートをしましょう。

・自主性・積極性がない

自分から主体的に物事に取り組むのが苦手なこどもは、自分に自信がなかったり、失敗体験が頭によぎってチャレンジすることを躊躇していたりする可能性があります。

親があれこれ言わないと宿題やお手伝いをやらないのも、大人が先回りして注意したり、ちょっとしたミスで叱ったりした記憶が刻まれているためです。

こどもがちょっとしたことでもやり遂げたときは、しっかり褒めてあげましょう。また、いきなり何をすればいいかわからないこどもには、親がいくつかの選択肢を用意して選ばせるようにするところからスタートしてみてください。

まとめ:発達障がいのこどもとどんな向き合い方をすればいい?(3)

ここまで3回にわたって発達障がいのこどもの困りごとについて紹介してきました。

さまざまな困りごとが日常生活で起きる発達障がいのこどもは、大人から注意を受けたり、失敗体験が重なったりして自信を喪失している場合が少なくありません。

そのため、困りごとを把握して、周囲の大人が日常生活に必要なコミュニケーションスキルや社会性を身につけられるようなサポートをしていく必要があります。

例えば、発達支援の現場である放課後デイサービス「こどもプラス大阪」では、日常生活動作や社会生活に大切なコミュニケーションの訓練に取り組んでいます。とくにソーシャルスキルトレーニング(SST)は、コミュニケーションが苦手で対人関係を築くことが困難な発達障がいのこどもの困りごとを改善するのに役立つアプローチです。

こどもの困りごとで心配している親御さんは、ぜひ一度吹田を中心に放デイ教室を展開している「こどもプラス大阪」までご相談ください。

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