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2022-09-12

発達障がいのあるこども同士のママ友関係は難しい?よりよい関係を築くためのポイントとは(3)

それでは、お互いに発達障がいのあるこどもがいる療育ママ友との付き合いのポイントはどうでしょうか。

どんな人間関係にもいえることですが、相手との程よい距離感をキープすることは非常に大切です。発達障がいのあるこどもを持つ親同士、気持ちが通じる部分が大きいため、共通点から親近感を覚えやすくなります。そのため、踏み込んだ話までして急に仲良くなったと思ったら、そのぶん、人間関係がギクシャクしてしまうこともよくあることです。

たとえば、療育ママ友さんと子育てに対する考え方が違う場合はどうでしょう。自分はこどもが障がいを持っていてもできるだけ普通学級に通わせたいと思っていても、相手のママ友は、発達障がいがあるなら支援学級や支援学校に行くべきだと、強い考えと持っていたりすると、だんだん教育方針に関してすれ違いが生まれていきます。家族ではないとはいっても、日頃の子育てや学校に関する話のなかで、「そこまで考えるのは極端じゃないかな」とか「うちのこどもはちょっと当てはまらないのに」とモヤモヤを感じて、気持ちに距離感を感じてしまうことは珍しくありません。

ママ友を作るポイント

ママ友づくりで大切なポイントは、積極的に人間関係の輪に入っていくことです。また、相手と話すとき、できるだけ態度をソフトにすることも大切でしょう。

ママ友をつくるなら、保育園や幼稚園の世話役をしたり、小学校以降ならPTAの役員になってみる、町内会の世話をしっかりしていく、といったことがおすすめです。

また、日頃からこちらから明るいあいさつをしておく、世間話をするときはあまり自己主張をせずにソフトな雰囲気でいる、といったこともママ友をうまく作って、ママ友づきあいを長くしていく秘訣です。

適度な距離感のあるママ友づきあいとは

まず、自分の考えや気持ちを相手にしっかり伝えなくてもやりとりができることが理想です。たとえば、学校や地域の情報交換を話題の中心にすれば、ママ友同士でお互いに知らない情報を手に入れられるほか、役に立てるので、人間関係がプラスに働きます。

発達障がいのあるこどものいる親御さんは、支援学級や療育施設、放課後等デイサービスの情報などを指していることが多くあります。定型発達のこどもたちが必要な情報に比べてなかなか情報を持っている人が少ないため、「あそこの学校に通わせてる知り合いからこんな話を聞いたんだけど」とか「今度、駅前に新しく放デイができるらしいね」などといった新情報はお互いに利益をもたらします。

また、相手のこどもや家庭の情報を知った上で、あまり立ち入らない接し方も大切です。

そのママ友のこどもの発達障がいの種類や特性をはじめママ友自身の教育方針やしつけに対する考え方、発達支援の施設をどのくらい使って子育てをしていきたいか、などの基本的な情報を踏まえたうえで、相手と話すようにしましょう。

重要なポイントを押さえずに適当に話を合わせていると、話がかみ合わなくなったり、思わぬタイミングで相手の信頼を失ったりする心配があるため、気をつけてください。

さらに、ママ友の最近の心理状況や体調面を配慮して、話しかけることが大切です。心配事が続いていたり、ママ友本人の体調が良くないときは、あまり話しかけずにそっとしておくおくようにしましょう。相手の状況を考えずに、相談事を持ちかけるのも避けるべきです。発達障がいのあるこどもの子育てはさまざま困難をもたらします。そのため、常にママ友の状況を気にしながら、適度な距離感で過ごしていくのがよいでしょう。

まとめ:発達障がいのあるこども同士のママ友関係は難しい?よりよい関係を築くためのポイントとは(3)

相手の状況を考えながら、適度な距離感でやりとりすること。それが、発達障がいのあるこどもをもつママ友同士で大切なことです。

相手の状況はさまざまなので、必要以上に深く関わりすぎると、かえって人間関係がこじれてトラブルを引き起こすおそれが高くなります。それよりも、積極的に人のいる場所へ参加しながら、情報交換を中心にしたり、引くべき時は引いてママ友との付き合いをしていくことが長くよりより関係を築くポイントといえるでしょう。

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