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2023-06-23

自閉症は顔つきに特徴があるってホント!?発達障がいと表情の関係について(1)

自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つこどもたちは、わたしたちが普段何気なく見過ごしてしまう日常の些細な事をきちんと観察し、理解しています。

その一方で、ASDのこどもたちの中には、独特な顔つきや表情をしていることが少なくありません。

自閉症と顔つきや表情との間に、関連性はあるのでしょうか。

そこでこの記事から2回にわたって、自閉症と顔つきの特徴に関する内容を詳しく解説していきます。

自閉症と顔つきは関係がある?

自閉症と顔つきには具体的な関連性はあるのでしょうか。

自閉症の特性は顔つきに影響するかははっきりしていない

自閉症の方々は一人一人個性が豊かで表情も独特なものを持っています。ただし、自閉症の人が特定の顔つきを持つという科学的な研究は、今のところまだ見つかっていません。

だからと言って、自閉症と顔つきにまったく関係がないとは言えません。自閉症の特性によっては、一人ひとりのこどもの表情や態度に影響を与えることはあります。

自閉症と顔つきはこどもによってさまざまなケースがある

自閉症がこどもたち一人ひとりの顔つきに与える影響の範囲は幅広いため、こどもによっては顔つきに明らかな特徴があることもあれば、あまり目立たない場合もあります。

なぜなら、自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性は非常に広いので、一人ひとりの特性や経験、遺伝的背景などが大きく変わるからです。こうした理由によって、自閉症と顔つきとの関連性を簡単に説明することは難しいと言えます。

また、顔つきは遺伝や年齢、生活習慣などのさまざまな要素によって特徴が現れるものです。したがって、自閉症がどの程度顔つきに影響を与えるのか、そして他の要素とお互いに影響し合うのかは、こどもたち一人ひとりのケースによって異なります。こうしたポイントも、自閉症と顔つきの関係性の理解を複雑にしています。

ただs、自閉症のこどもたちの顔つきについて、こうした多様性を理解することは重要です。なぜなら、自閉症の人々を理解し、適切な支援を提供するためには、相手の個性や状況、その段階のニーズに応じた対応が求められるからです。顔つきが自閉症の特徴の一部であることを把握しておくことで、そのこどもが自閉症であることを踏まえながら発達支援に取り組みことができます。

自閉症と表情とに関係性はあるの?

自閉症とこどもの表情にはどのような関係性があるのでしょうか。

こどもを理解するために大切な感情表現と非言語的コミュニケーションとは

自閉症と表情との間に関係が深いという話は、以前からさまざまな情報があります。自閉症のこどもたちは、感情を表現する方法や他人の表情を読み解くのに困難さを持つ場合が多く見られます。これは、社会生活で必要な非言語的なコミュニケーションを理解するスキルが発達しづらいと考えられるためです。

社会性に必要なコミュニケーションスキルと呼ばれるものには、他人の表情を見て言葉に頼らず相手の感情を判断するスキルや、自分の感情をうまく相手に表情で表現するスキルを含んでいます。

こうしたソーシャルスキルは、日常生活で他者と触れ合うとき、あらゆるシーンでコミュニケーションを図るために重要な社会的技能です。したがって、こうしたスキルが上手く発達しづらい自閉症のこどもたちは、日常生活、特に対人関係に大きな影響を及ぼす可能性があります。

相手の表情を通して気持ちを理解することが難しい

自閉症のこどもたちは、相手の表情が何を意味するのか理解するのが難しいことがあります。たとえば、友達が笑っている場合、その笑顔は喜んでいるものなのか、あるいは皮肉を表しているものなのかを見分けるのが困難なことがあります。

表情やボディランゲージといった非言語的なコミュニケーション手段は、私たちの社会生活の中でコミュニケーションを図るとき、大変重要な役割を果たします。しかし、自閉症のこどもたちにとって、こうした些細な感情表現の手がかりを理解するのはとてもハードルが高いことなのです。

こうしたコミュニケーションの困難さは、こどもたちの社会的な経験に大きな影響を及ぼします。相手の表情を理解できないことによって、会話の微妙なニュアンスを見逃すことがあり、さらなる誤解を生む可能性があるからです。

さらに、コミュニケーション上の課題は、大きくなるにつれてより一段と社会的な孤立感を深める可能性があります。その結果、友達との関係や学校生活に影響を与えることがあります。

自閉症のこどもたちの表情の「幅」

自閉症のこどもたちが自分の感情を表現する際には、ときどき発達障がいを持たないこどもたちより表情が硬い場合が少なくありません。こうした表情の「幅」によって、他人から「感情を読み取りにくい」または「表情が硬い」といった誤解を受けることがあります。

しかし、周囲から見ると表情が乏しいと見られるかもしれませんが、実際には自閉症のこどもたちは感情を表す方法が独特であるだけで、感情自体が乏しいわけではありません。

事実、自閉症のこどもたちは感情が豊かで、日常生活のさまざまな出来事を深く経験しています。しかし、そのときどきのシーンで生まれる感情を周りに対して表現するのが難しいだけなのです。逆に、自閉症のこどもたちは自分の感情を内に秘めていることも多く見られます。そのため、自分の感情を理解し、それを相手に上手に伝えるコミュニケーションスキルを自閉症のこどもたちに身につけさせることが重要となります。

こうした社会生活に必要なコミュニケーションスキルを自閉症のこどもたちが身につけることで、こどもたち自身の感情の理解と、友達や家族に自分の感情や思いを共有するための重要なスキルになります。そうすれば、他人との深いつながりを作るきっかけになるでしょう。

その一方で、周囲の大人たちは、「感情が乏しく、表情が硬い」ように見える自閉症のこどもたちの独特な表情を理解し、尊重することもまた大切なポイントと言えます。こうした配慮をつづけることで、自閉症のこどもたちとのコミュニケーションがより進み、こどもたちが社会の中で自信を持って生きるサポートにつながります。

なお、自閉症のこどもたちが相手の表情を読み取ることに関して、次の国立研究開発法人 科学技術振興機構のページで詳しく解説されています。併せて参考にしてみてください。

自閉症の子は表情の読み取りが苦手か _ Science Portal – 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

まとめ:自閉症は顔つきに特徴があるってホント!?発達障がいと表情の関係について(1)

自閉症は、こどもたち一人ひとりの顔つきや表情に独特の特徴をもたらすものではなく、私たちが見ているこどもの顔つきや表情にはさまざまなケースがあることを示すものです。

自閉症のこどもたちは、他人の表情を読み取るのが難しい場合や、自分の感情を独自の方法で表現する場合が少なくありません。そうしたこともだちの困難さをしっかりと理解することは、自閉症のこどもたちへの理解を深める大切なステップとなります。

そして、こうした理解を通して、自閉症の人々へのサポートを適切に提供するための良ききっかけとなります。自閉症のこどもたちの感情表現や社会的な経験の独特な傾向を捉えることで、より積極的なサポートが可能となるでしょう。自閉症の特性を持つこどもたちが、自分自身の能力を最大限に発揮できるよう、私たち一人ひとりが彼らの理解に努め、優しくサポートすることが求められます。

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