大阪吹田 脳を育てる運動療育 送迎ありの放課後等デイサービス_こどもプラス大阪
2022-09-23

発達障がいのこどものグレーゾーンとは?親はどのように対応すれば良いのか考える(2)

「うちの子って発達障がいかもしれない」
「こどもを見ていて、発達障がいのグレーゾーンかどうか気になる」
成長で気になる点が生まれると、親御さんのそんな心配の声が聞こえてきます。

発達障がいと診断されていなくても、特性が出た場合、生きづらさを感じながら生活をしているこどもたちはたくさんいます。グレーゾーンと呼ばれているこどもの場合、確定診断はつかないために、かえって適切な対応が遅れたり、支援の間でカバーできなかったりするケースも少なくないようです。

そこで、この記事では、お子さんが発達障がいかもしれない、またはグレーゾーンではと感じたときに親がどうすればいいのかについて、考えていきましょう。

年齢によって特性が移り変わるグレーゾーンのこどもたち

発達障がいの診断基準のいくつかで当てはまるこどもたちをグレーゾーンと呼びます。そのため、グレーゾーンの定義や特徴があるわけではなく、あくまで発達障がいの特性を理解した上で、お子さんの特性を観察することが大切です。

その場合、自閉症スペクトラム障がい(ASD)やADHD(注意欠陥多動性障がい)、学習障がい(LD)の特徴が年齢によってどのように現れるのかを知っておくと役立ちます。

保育園から幼稚園の頃は、食事をしていても興味関心にしたがって急に動き出してしまったり、自分だけのルールがあって必要以上に順番にこだったりします。また、自分だけの遊び方や場の空気をうまくつかめないため、同じ年頃のこどもたちとうまく人間関係が築けずに遊べない場合もあります。

小学校に入学すると、集団生活から次第に遅れを取るようになっていきます。学校のルールやマナーが理解できないため、クラスで浮いてしまう、授業中にもかかわらず席を立ったり、外に飛び出してしまう、自分の興味関心のあることだけずっとしゃべりつづける、忘れ物や約束を忘れることが多い、読み書きや計算が苦手、などです。

発達障がいは本格的な集団生活や学習が始まる小学生になって見つかる場合も多いため、保育園や幼稚園の間はそれほど発達障がいの特性が現れなかったお子さんでも、突然発達障がいの特性が強く出て生きづらさを感じてストレスを抱えるケースが多く見られます。

中学生や高校生に入ると、人間関係や学習レベルが複雑になってしまうため、ますます孤立化しやすくなっていきます。思ったままに話してしまって相手を傷つけたり、怒らせたり、その場の雰囲気を読み取るのが苦手なので、一人だけ異なる言動を取って嫌がられたりします。また、文章題など合理的な流れで理解して答えを導き出す問題が苦手になります。このほか、忘れ物が増える、好きなことや得意なことは集中できるもののそれ以外は興味が出ない、など、学校生活で大きくつまづくのも思春期の時期といえるでしょう。

グレーゾーンのお子さんに寄りそうポイントとは

発達障がいのグレーゾーンかもしれないと感じたら、まずお子さんがどのような特性を持っているのか、観察します。観察した内容はメモしておくと、専門医や学校の先生に相談する際に役立ちますので積極的に記録をしてください。

合わせて、発達障がいの特性について基礎的な知識を身につけましょう。お子さんがどの発達障がいの特性を持っているのか、複数の傾向が現れていたり、グレーゾーンかどうかを知る上でも、正確な情報が大切です。

その上で、年齢によって発達障がいの特性が現れた場合に、どのように接すれば良いのかポイントを紹介します。

・保育園や幼稚園の場合

小さなこどもほど、強いこだわりや興味関心を示すため、グレーゾーンかどうか見定めるのは難しいところです。また、人によっては自分勝手でわがままを言っているだけ、と感じてしまう場合もあるでしょう。

こだわりや興味を強く示してそれに合わせた行動をしようとしている場合は、無理に押さえつけるのはNGです。

どういうこだわりを持っているのか、興味関心の対象は何かを親子で共有したうえで、「食事が終わったら、一緒にやろうね」とか「12時になったら遊ぼう」と、気持ちを切り替えるサポートをしてあげてください。

また、多動性が強く出るお子さんの場合は、家の中はもちろんのこと、外出中にあちこちに動き回って危険なシーンと出会ったりすることも珍しくありません。赤信号なのに急に横断歩道を渡りだす、吠えている犬の口に手をつっこもうとするなど、じっとしていられず興味にしたがってままやりたいお子さんは、危険な行動をどうやって防ぐかがポイントとなります。

外出中のルールをイラストにまとめて理解させるようにしましょう。信号が青になったら渡る、車が多い道路では手をつなぐ、など視覚的に理解できる方法で伝えると、よりルールを守ってくれるでしょう。

・小学生の場合

小学校に上がると、人間関係が複雑になっていくため、喧嘩やトラブルが多く発生します。思ったままのことを相手に話したり、グループの雰囲気やルールを無視して言動するため、お友だちとの軋轢が生じやすいためです。親御さんは、もしトラブルが発生したときに、なぜダメなのか、どうすればもっと良くなるのか、ポジティブな表現で対応するようにしましょう。

また、多動性や衝動性が強く現れるグレーゾーンのお子さんの場合、学校に行って、イスに座っているだけでも苦痛なのかもしれません。学校に行けただけ、授業を聞けただけでもよしとして、ほめてあげるようにしましょう。また、担任の先生や学校側と連絡を密にとって、お子さんの困りごとや心配ごとを伝えて、配慮してもらったり、アドバイスをもらったりするといいでしょう。

自宅では、ゲームやマンガに熱中するあまりに、宿題をやらない、食事やお風呂もそっちのけで時間を過ごしてしまう、といったお子さんが少なくありません。単に「早く辞めて宿題をしなさい」と叱るのではなく、遊びとやるべきこととのバランスを設定して、ルールを共有することが大切です。

1時間ゲームをしたら終わりにする、宿題が終わったらマンガを読む時間を取る、など、時間単位でタイマーを使ってスケジュールを組むなど、親子で一緒にルールを考えていくのがおすすめです。

・中学生や高校生の場合

不登校やいじめが起こりやすい時期に入ってくるため、学校の人間関係はとくに注意して見守るようにしましょう。

もし悩みごとを相談したら、しっかり向き合って聞いてあげましょう。また、いきなり親が学校や相手の親に話すのではなく、まずはお子さん自身でどのような解決方法があるのかを一緒に考える時間を持つと、うまくいくこともあります。

また、忘れ物や予定を忘れやすい場合には、カレンダーにプラスしてタスクで管理したり、スマホのリマインダー機能を使うなど、複数の方法で宿題や予定を忘れないアプローチを取り入れるように親御さんがケアしてあげてください。

まとめ:発達障がいのこどものグレーゾーンとは?親はどのように対応すれば良いのか考える(2)

発達障がいやグレーゾーンかもしれないと思ったら、まずは親御さんが知識を身につけて、お子さんを観察するところからスタートしましょう。発達障がいのうち、うちのこどもはどのタイプに当てはまるのか、特性を比較しながら観察していくと、サポートすべき方法が見えてきます。

とくに、発達障がいグレーゾーンのサポートは、年齢別によっても変えていく必要があります。幼稚園や保育園、小学校、そして中学校や高校では、お子さんがつまづく原因や内容が移り変わっていくためです。

あたたかい目でお子さんを見守りながら、グレーゾーンだからといって適切な配慮を欠かさないように心がけていきましょう。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です