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2022-10-14

発達障がいのこどもはつま先歩きになる!?自閉症スペクトラム障がいの特徴的な行動といわれる理由(2)

こどものつま先歩きは、発達障がいのうち、自閉症スペクトラム障がい(ASD)の特徴的な行動といわれています。そのため、つま先歩きをしているため、発達障がいを心配して医師に相談するケースも少なくありません。

そこで今回の記事では、自閉症スペクトラム障がい(ASD)に特徴的な行動を確認しながら、発達障がいの早期発見につながる情報を見ていきましょう。

自閉症スペクトラム障がい(ASD)とは

自閉症スペクトラム障がい(ASD)とは、以前発達障がいのなかで、自閉症やアスペルガー症候群と呼ばれていたカテゴリです。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のデータでは、約1%の有病率と発表されていて、決して少ない数ではありません。対人関係が苦手でコミュニケーションが難しい、同じ行動を繰り返しする、といった特性のほかにも、感覚過敏や多動性などが見られる場合もあります。

ASDは早期発見と早期支援で、こどもたちの生きづらさを和らげることが大切です。ほとんどのASDのこどもたちは、生後18ヵ月から24ヵ月の間に特徴的な行動や傾向が確認できます。発達支援の現場では「MーCHAT」と呼ばれる自閉症専門のスクリーニングを活用して早期発見につなげています。

ASDの特徴的な行動

スクリーニング検査でも盛り込まれている自閉症スペクトラム障がい(ASD)の特徴的な行動を見ていきましょう。

・興味や関心が偏っている
一つのマークや道路標識、室外機などにずっと関心を示す
おもちゃのプロペラやタイヤをずっと回し続ける

・順番や手順に強いこだわりがある
いつもと同じ道順や、遊びのしかたがかわるとパニックを起こす

・常同行動
つま先歩きやくるくる回る、ジャンプを続けるなど、同じ行動を飽きるまで繰り返している
手をひらひらさせたり、ねじらせたり、手や指の動きが独特である。

・感覚に没頭する
好きな匂いをずっと嗅ぎ続ける
いつまでも水遊びをやめない

・感覚過敏
日常的な音や刺激にも極端に反応する
人混みが苦手
手をつないだり、抱っこをされるのを嫌がる

発達障がいは乳幼児健診やかかりつけ医もわかりづらい

こどもの発達障がいを早期発見するときに大きな役割を担っているのが、小児科医です。ただし、乳幼児健診やかかりつけ医が普段の診療をする場面では、身体的な病気や発達・発育のスクリーニングが中心で、言葉の発達や社会性の発達といった発達障がいの特性をチェックする部分は発見しづらいといわれています。

社会性の発達については、生後1〜2歳の頃に言葉で出る前の社会的な行動について注目する必要があります。

大人の指さしに興味を示す、大人が見ているものを一緒に見ている、他のこどもたちへの興味や人まねをする、視線が合う、親が名前を呼ぶと反応するなど、こうした社会的行動で違和感がある場合は、医師の診察時にメモをまとめて相談するようにしてください。

つま先歩きなど、歩行時の気になる点も、合わせて伝えましょう。

つま先歩きのこどもへの支援方法

家庭では、感覚過敏が原因でつま先歩きをしてしまうこどもに対して、地面にさまざまな素材のある場所で遊ばせたり、足の裏のマッサージを通して刺激に慣れさせたりするアプローチがあります。

とくに、遊び場所は砂場や芝生、地面やマットなど、色々な種類の足場を利用してさまざまな感覚を覚える工夫をしましょう。

また、かかとをつけて歩く練習には、クッションの上を歩いたり、平均台歩きをしたり、ハイキングなどがおすすめです。感覚刺激に慣れるためには、なわとびやブランコ、トランポリンなどを遊びに取り入れてみましょう。

まとめ:発達障がいのこどもはつま先歩きになる!?自閉症スペクトラム障がいの特徴的な行動といわれる理由(2)

つま先歩きのこどもは発達障がいの特徴的な行動のサインになることがあります。とくに自閉症スペクトラム障がい(ASD)は、1〜2歳の間に社会性の発達の特性が見られないか、注意することが大切です。

医師による専門的なサポートのほかにも、放課後等デイサービス(放デイ)ではつま先歩きをするこどもたちに合わせた遊び方を取り入れている施設が多く見られます。

放デイでは、ソーシャルスキルトレーニングや運動遊びを通して、発達障がいのあるこどもたちが放課後や休日を過ごします。吹田のこどもプラス大阪もそんな放課後等デイサービスのひとつです。もしつま先歩きが気になったときは、こどもプラス大阪にご相談ください。

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