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2022-12-02

発達障がいのあるこどもの伸ばし方のポイントとは?得意や才能を見つけて自信のあるこどもを育てるために②

前回の記事では、発達障がいの特性と才能をどうやって見分けるかについて、リフレーミングなどの手法を紹介しながら見ていきました。

こどもたちの短所と思われている特徴は、実は発達障がいの特性ではなく個性や才能が隠れていることも多く見られるため、注意が必要です。そして、再発見した得意なことや才能をどうやって伸ばしていくかが親御さんにとって大きな課題となります。

そこで2回目のこの記事では、発達障がいのあるこどもの伸ばし方について具体的なアプローチを考えていきましょう。

こどもを環境に当てはめず個性に注目しよう

なかなか難しいことではありますが、どうしてもこどもを育てるとき、今ある環境にこどもを当てはめようとしがちです。たとえば、地域の学校が合わないと感じていても、他の学校や特別支援学校に転校するのは大変で決断するまで時間も労力もかかります。また、身近な学校や習い事では、お子さんの個性や得意なことを十分に引き出せないかもしれません。

とくに発達障がいのあるこどもたちは、特性のため集団生活が苦手だったり、感覚過敏でちょっとした環境の変化が大きなストレスになったりすることが多く見られます。人数の多い学校やクラスになじめず、ストレスを感じて個性を発揮する以前に日々の生活で精いっぱいのお子さんもいるでしょう。

日本では短所をなくすほうに目が行きがちですが、個性を伸ばすことを優先した学校や環境選びが大切です。不登校気味のお子さんでも、学校の勉強以外の運動や芸術系の習い事なら才能を伸ばせる場合もあるでしょう。学校の勉強は苦手でも、スイミングやダンス、プログラミングなら周囲がびっくりするような個性を発揮するケースも珍しくないからです。

こどもの個性と環境がマッチしていないと、本人が生きづらさを感じて常にストレスを感じながら生活をすることになります。成功体験がないため自信がつかない、何事にもモチベーションが起きない、といったネガティブな方向へと進んでしまうケースもあります。

時代の流れに合わせてお子さんに合った環境は多様化している

選択肢が少なかった時代と比べて、今は学校はもちろんのことこどもたちの習い事や趣味も種類が豊富になっています。大人の職業も、かつては会社に勤めて同じ場所でずっと働くといったスタイルから、リモートワークやフリーランスといった新しい働き方が注目されたり、新しい業種が誕生したり、今後生き方も大きく変わっていくでしょう。

それまで小学校では考えられなかった英語の必須化やプログラミング教育の導入など、学校ひとつをとってもこどもの新しい才能や個性を見つけるチャンスが広がっています。

例えば、プログラミングは発達障がいのあるお子さんでもADHDやASDの特性を活かしてずば抜けた才能を発揮するケースが少なくありません。決められことを厳格に作業していくことに長けた特性を持っている場合、そのまま将来の仕事につながる場合だってあります。

また、コロナ禍以降、オンライン教育を受ける機会が増えてきました。学校で集団生活をするのは苦手でも、オンラインで先生と結んで勉強することができれば大人数が不得意で不登校気味だったお子さんも、自宅で地道に学習を続けられます。

そのため、オンライン授業やオンラインの塾や家庭教師などを利用すれば、学校に通わずに勉強するといったスタイルも今後増えてくるでしょう。学校が合わなくて不登校になって自信を失っているよりも、時代の変化をうまく利用してツールを選んでいくと、お子さんに合った伸ばし方で成長をサポートできます。

こどもの伸ばし方で大切な言葉かけのコツ

発達障がいのあるこどもの伸ばし方では、環境選びとともに日頃の言葉かけが大きな意味を持ちます。日常生活の些細な場面でお子さんにどういった言葉をかけるかによって、子どもの意欲や自信を育むベースとなるからです。

日常生活のよくあるシーンで言葉かけをしよう

こどもは親に褒められると自信がついて、意欲も湧いてきます。もっと親に褒められたいというモチベーションが新たな行動につながるからです。

日頃の何気ない言葉かけは、こどもにとって大変うれしい体験となります。こどもは生活習慣やスキルが未発達のため、さまざまなシーンでうまくできないことが起きます。ごはんを食べようとしてこぼしてしまう、といった日常的によくある場面も、失敗したことに注目するとただ叱って注意して終わりになって、こどもたちにはネガティブな記憶しか残りません。

一歩で、もし食べ物をこぼしてしまっても一旦叱りたい気持ちを抑えて、次にどうしたらいいのかこどもの行動を引き出すフォローをするとプラスの言葉かけができるきっかけがつかめます。テーブルにこぼしてしまったとき、少し考える時間を与えればこどもはティッシュやふきんで拭くのが正解だと気づくでしょう。そのタイミングで、こぼしたものをティッシュなどでふくことを具体的に伝える、お子さんが実践したら「ありがとう」「きちんときれいにしてえらいね」などとしっかり褒めてあげるようにします。

言葉かけの2つのポイント

言葉かけで大切なポイントは、こども自身が次の行動を選ぶこと、きちんとできたらこどもをしっかり褒めること、この2点です。

このように、日常生活での言葉かけは、親御さんがこどもの自信と意欲を引き出す、非常に基本的な伸ばし方のひとつといえるでしょう。

まとめ:発達障がいのあるこどもの伸ばし方のポイントとは?得意や才能を見つけて自信のあるこどもを育てるために②

2回に分けて見て来たように、発達障がいのあるこどもの伸ばし方で大事なのは、得意や才能と発達障がいの特性を分けて見つけていくこと、そしてこどもの個性や性格にマッチする環境を選んであげることです。

現代は学校の勉強内容はもちろんのこと、仕事や趣味もますます多様化しています。これまでの常識にとらわれずに、こどもの個性を伸ばせるアプローチがないか、柔軟な視点で学校や習い事、趣味を見つけてあげるようにしてください。

また、日頃から適切な言葉かけで何かに挑戦したいときに自信とモチベーションがあるこどもに育てることも重要です。

発達障がいのあるこどもの伸ばし方で悩んだら、発達支援をしている放課後等デイサービス(放デイ)に相談するのもおすすめです。放デイでは普段から学校の勉強のサポートをはじめ体操や音楽、趣味などの時間を通じて、こどもたちの自信と意欲を引き出す療育をおこなっています。吹田のこどもプラス大阪のように、社会性を身につけるソーシャルスキルトレーニング(SST)や運動を通して脳の成長を目指す柳沢運動プログラムを取り入れている施設なら、こどもの個性にフィットする方法を見つけやすいといえます。

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