吹田の放デイによる発達障害の診断方法まとめ②
前回は、医学的そして社会的な発達障害の定義をはじめ、発達障害の診断は医師がおこなうことなどについてご紹介しました。
今回は、発達障害の診断方法や病院で受ける検査についてご説明します。
発達障害の診断基準
発達障害かどうか医師が診断するとき、「DSMー5」と呼ばれる医学書の内容に基づいく診断基準がよく用いられます。
DSMとはアメリカ精神医学会の診断基準のこと。
抑うつや統合失調症をはじめ発達障害などを診療する精神医学分野で広く使われています。
現在使われているDSMは2013年に改定されたDSMー5です。
DSMー5に掲載されている主な発達障害の診断基準のポイントは次の通りです。
①自閉症スペクトラム(ASD)
社会的コミュニケーションや対人関係に障害があって、物事のこだわりや熱中のしかたが極端だったり、同じような言動を何度も繰り返したり、感覚が過敏または鈍感だったりする人で、仕事や日常生活など社会生活で大きな障害が起きていること
②注意欠陥・多動性障害(ADHD)
「注意を払いながら物事を進められない」「忘れ物が多い」など学校や仕事で不注意が多く、「手足をそわそわ動かして落ち着かない」「相手の話を聞き終わる前に話し出してしまう」など多動性や衝動性が見られる人で、学校や仕事での日常生活に重大な障害が起きていること
③学習障害(LD)
文字の読み書きや、読んだ言葉の理解、数の概念や計算力などに大きな困難のある人
診断のポイント
発達障害は、血液検査や脳MRIのようなはっきりとわかるい検査結果に基づいて診断するわけではありません。
基本的胃に、DMSー5やWHOの診断基準「ICD10/11」といった世界的に普及している診断基準を利用しています。
そのため、診断の拠り所は、医師の問診や行動観察がベースです。
あわせて、発達将来のリスクを考える材料になるスクリーニング検査やとくに知的発達の傾向を見るWISCーⅣ検査、さらに、てんかん発作や脳に目立って原因があるかMRI検査でチェック。
こうした心理検査や発達検査などの結果を参考に、診断基準と照らし合わせて医師は総合的に判断しています。
したがって、医師によって診断結果が異なっているケースも珍しくありません。
このほか、医師は、保護者にお子さまが生まれてからの話をヒアリングをして診断の参考材料にします。
出産時や乳幼児期の健康状態や病歴、ハイハイや歩き始めの時期、言葉を覚えるスピードなど、お子さまの発達プロセスを聞かれます。
発達障害の相談で医療機関を受診するときは、母子健康手帳をもとに生まれてからこれまでのお子さまの様子をメモにまとめておくと役立ちますので用意しておきましょう。
こどもプラス大阪は発達障害のお子さまの発達支援を続けています
こどもプラス大阪では、発達障害と診断された日常生活を送るのに障害のあるお子さまのサポートをおこなっています。
学校が終わって、おうちに帰宅するまでの時間にSST(ソーシャルスキルトレーニング)や療育遊びで心と体を豊かにする指導が主な業務です。
発達障害のお子さまも、発達障害化も知れないと心配なお子さまも、ぜひ吹田で発達支援に実績のある吹田の放課後等デイサービス「こどもプラス大阪」を一度見学してみませんか。
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