吹田の放デイによる発達障害と睡眠との関係①
お子さまの健康に「早寝早起き」はとても大切です。
しかし、日本は深夜まで街の明かりは付いていたり、24時間営業のお店も多かったりと、規則正しい生活習慣を身につけるのはなかなか大変になっています。
実は、日本の小学生のおよそ4人に1人は睡眠の問題があるというデータがあります。
不眠症や過眠症、夢遊病など、大人に比べてよく寝るといったイメージの子どもたちに異変が生じているのは確かです。
そして、発達障害を抱えるお子さまは、一般児童よりも睡眠に関する問題を持っている割合が約2倍といわれています。
今回は、発達障害と睡眠との関係にスポットを当てながら、2回にわけて、睡眠障害の症状や問題点についてご紹介します。
子どもの睡眠障害とは
たまに眠れなかったり、早く起きてしまったりする日は大人や子どもにかかわらず誰でも起きるものです。
しかし、毎日のように睡眠障害が続いてしまうと、脳の働きが低下して、記憶力や注意力、日々のモチベーションが落ちていきます。
自律神経の乱れによる体調不良も心配です。
このように、成長期の子どもが睡眠不足に陥ると、発育や発達に支障が生まれて、将来にも悪影響が及んでしまうのです。
子どもの睡眠障害には、寝つきが悪くていつまでも起きている、一度眠っても夜中に何度も目が覚めてしまう、朝起きられない、昼間に眠気がある、などが代表的です。
こうした症状によって日中の活動量が低下している場合、医師は睡眠障害と診断して治療をおこないます。
また、睡眠中に起きているかのように歩き回る、悪夢で飛び起きるといった行動異常、足がむず痒くなるムズムズ足症状群など運動障害が起きるケースもあります。
発達障害を抱えるお子さまの場合、睡眠に問題があって日常生活に差し支えが起きている割合が高いの特徴です。
お子さまが睡眠障害かもしれないと思ったら
内科や脳神経外科のほか睡眠外来や発達障害外来で子どもの睡眠障害を診療しています。
受診に役立つのが、お子さまの睡眠記録です。いつ、どのような睡眠にまつわる問題が起きたのか、丁寧に記録をしておくと、受診の際に診断や治療の参考になります。
発達障害のあるお子さまで睡眠の問題を抱えているケースは少なくありません。
専門外来で診療をしているほどメジャーな症状の一つといっていいでしょう。
もし日中の生活に影響が及んでいるほどお子さまが睡眠が乱れている場合は、適切な対処が必要といえます。
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